2023年解答例・解説 口頭試問 3-2

口頭試問

2023年の麻酔科専門医試験 筆記試験の過去問解説を行っていきます。

日本麻酔科学会公開の専門医試験過去問はHPから御覧ください(日本麻酔科学会HP)。

・ 右肺が圧縮と含気の低下
・ 気管の左側圧排と狭小化 心臓と縦隔の左方偏位

・ 血液ガス: 酸素化や換気の評価
・ 心エコー: 心収縮力、拡張力、壁運動異常
・ 咽喉頭ファイバー: 気道の経路の評価や、上大静脈症候群による喉咽頭や声門浮腫の確認
・ 下肢静脈エコー: 下肢静脈血栓の有無

・ 腫瘍由来の気道、肺の重度の圧迫により、導入時の低酸素血症のリスクがあります。
・ 麻酔・筋弛緩による緊張低下で腫瘍による圧迫がさらに高度になり、換気不全や循環虚脱のリスクもあります。

・ もやもやエコーがあり、腫瘍の圧迫による血流のうっ滞が予測される。
・ 両方向性の乱流があり、静脈系の圧迫による狭窄が予測される。

・ 肥満, 上大静脈症候群による浮腫や低酸素血症のリスクがあるため、意識下のファイバー挿管 を行います。
・ 上大静脈再建が行われるため, 手術の手順や遮断方法について外科医に質問し、必要であれば分離肺換気の準備、ECMOの準備を依頼する

・末梢静脈は③
・ 中心静脈は⑥

肺血栓塞栓症

・ 胸骨正中切開しているため, 外科医に心臓マッ サージを依頼。
・ スタッフに至急コール, 除細動器の依頼 (たぶ んそばにあるとおもうけど) 除細動器が準備で きたら術野で 10J 程度でショック (心臓はさむ おたまみたいなタイプの電極で
・ アドレナリンの準備

・150J

手術中に血栓が肺の血管につまったことにより心臓が2回止まってしまう非常に危険な状態 に陥りました。
すぐに心臓マッサージや電気ショック等の適切な処置を行って命の危険は回避しましたが、肺に詰まってしまった血栓については今後各診療科の専門の医師と評価をして、検査・治療をしていきましょう。

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